‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
「甚兵衛・・・・・・、お前ぇ、よく無事だったな」
どこかホッとしたように断十郎が言う。
「思いっきり、遊ばれてしまいましたが・・・・・・。
それより、彝経九郎が言ってたんです。
今夜、強盗達は《大木屋》を襲う、と」
断十郎が怪訝そうな顔をする。
「彝経九郎が!?
なぜ、彝経九郎が?
信用出来るのか?」
「すいません。
それは分かりませんが、もし本当ならば、今夜は好機です。
なんでしたら、私だけでも行ってみましょうか?」
断十郎が、しばし思案する。
「いや。
それなら俺も行ったほうがいいだろう。
もし本当だった時は、お前ぇだけじゃ、さすがに手に負えまい」
そう言うと、断十郎は急ぎ《大木屋》に向かおうとした。
甚兵衛もその後に続こうとする。
しかし、不意に足を止めた。
「凪。
貴女は戻っていなさい」
「いやよ!
凪もついて行く!」
「凪!
これは遊びじゃありません!
駄々をこねないで下さい!」
だが、凪は頑なだった。
どこかホッとしたように断十郎が言う。
「思いっきり、遊ばれてしまいましたが・・・・・・。
それより、彝経九郎が言ってたんです。
今夜、強盗達は《大木屋》を襲う、と」
断十郎が怪訝そうな顔をする。
「彝経九郎が!?
なぜ、彝経九郎が?
信用出来るのか?」
「すいません。
それは分かりませんが、もし本当ならば、今夜は好機です。
なんでしたら、私だけでも行ってみましょうか?」
断十郎が、しばし思案する。
「いや。
それなら俺も行ったほうがいいだろう。
もし本当だった時は、お前ぇだけじゃ、さすがに手に負えまい」
そう言うと、断十郎は急ぎ《大木屋》に向かおうとした。
甚兵衛もその後に続こうとする。
しかし、不意に足を止めた。
「凪。
貴女は戻っていなさい」
「いやよ!
凪もついて行く!」
「凪!
これは遊びじゃありません!
駄々をこねないで下さい!」
だが、凪は頑なだった。