‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 年の頃は、30代前半から半ばぐらいの、精悍な男だ。




 時代は、平和になって久しいが、まるで戦乱の世を生き抜く武将のような雰囲気を醸し出している。




 秀郷は、就寝中に、賊が城の蔵を破った、との報を受けた。




 素早く家臣達に指示を出し、今は、賊が捕えられるのを、眼下に睥睨しているのだ。




 その表情は、どこか憂いを帯びているようにも見えた。
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