‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
そして、ついにその刀身の全てが、水晶の刃に変わった。
辺りの空気が、凜と引き締まる。
それは、僅かに身じろぎするだけでも、空気が肌に突き刺さるようで、実際に痛みを感じそうな程だ。
その時!
甚兵衛の脳裏に、若い男の声が響いた。
今まで聞いたことのない声なのに、甚兵衛にはそれが紛れも無く御神刀の声だと分かった。
御神刀が謡うように言う・・・・・・。
◇
◇
◇
◇
『我は、天の法を知らしめし、世の理を知らしめす。
さあ、選べ。
汝の意志により、我は、討魔の一刀となりて、悪を討ち滅ぼさん』
◇
◇
◇
◇
甚兵衛の体の奥底から力が込み上げてくる。
とめどなく溢れ出してくる力に、恐怖を覚える程だった。
その力に、甚兵衛の自我は翻弄され、流されそうになる。
しかし甚兵衛は、力の奔流の、その方向に気が付いた。
力は全て、一点に向かっている。
御神刀だ。
全ての力が、御神刀に注ぎ込まれているのだ。
「これなら、なんとか・・・・・・」
力の方向さえ分かれば、甚兵衛にはその力を御することが出来そうだった。
辺りの空気が、凜と引き締まる。
それは、僅かに身じろぎするだけでも、空気が肌に突き刺さるようで、実際に痛みを感じそうな程だ。
その時!
甚兵衛の脳裏に、若い男の声が響いた。
今まで聞いたことのない声なのに、甚兵衛にはそれが紛れも無く御神刀の声だと分かった。
御神刀が謡うように言う・・・・・・。
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『我は、天の法を知らしめし、世の理を知らしめす。
さあ、選べ。
汝の意志により、我は、討魔の一刀となりて、悪を討ち滅ぼさん』
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甚兵衛の体の奥底から力が込み上げてくる。
とめどなく溢れ出してくる力に、恐怖を覚える程だった。
その力に、甚兵衛の自我は翻弄され、流されそうになる。
しかし甚兵衛は、力の奔流の、その方向に気が付いた。
力は全て、一点に向かっている。
御神刀だ。
全ての力が、御神刀に注ぎ込まれているのだ。
「これなら、なんとか・・・・・・」
力の方向さえ分かれば、甚兵衛にはその力を御することが出来そうだった。