‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 その様子を想像して、少女の顔が、悔しそうに歪んだ。




「くそう。

河童が意地悪でもしてるのかな?」




 そう呟きながら、少女が湖面を覗き込む。




 夜半過ぎまで降っていた雨のせいだろう。




 水は濁って、あまりよく見えない。




 はぁ・・・・・・。




 少女がため息をつき、また元通り座って、釣りを再開した。




 しかし、やはりアタリは全く無い。




 少女は、諦めて帰ろうかどうか、悩み始めた。
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