‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 しかし、何事も起きない。




 少女が、やや失望したように、小首を傾げながら、そっと立ち上がった。




 そして、用心しているかのように、足音を忍ばせて、岩に近付いていく。




 その顔は、抑え付けられない好奇心で、いっぱいだった。




「おやぁ!?」




 少女の好奇心に満ちた目が、驚きで大きくなる。




 そして、すぐに愉快そうな笑みへと変わった。




「なんだ・・・・・・。

いるじゃないか、大物!」




 少女が、嬉しそうに声を上げる。
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