‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 その服装は、一般的なものではなく、異国の道士を思わせた。




「殿、この騒ぎはいったい何事です?」




 物静かな、ややかすれた声をしている。




「蔵が、破られた」




 その問いに対して、秀郷の応えは、淡々としており、簡潔だった。




 何の感情も込められていないように聞こえる。




 視線も、依然、庭に向けられたまま、動じた様子は見られない。
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