‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 細腕一本で、軽々と持ち上げた少年を、少女は、地面に横たわらせた。




 そして、少女は、少年の顔をじっと見ていたが、いきなり、少年の口元に顔を近付けた。




「あれあれぇ?

息をしてない・・・・・・」




 さらに少女は、少年の胸に耳を当ててみる。




「・・・・・・心臓は、・・・・・・動いてる」




 それは、今にも消え入りそうな程弱々しいものであったが、確かに、少年の心臓は、鼓動していた。




 それを確認すると、少女は大きく息を吸った。
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