‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 しかし、よっぽど大事な物を握っているのか、少年の手は、なかなか開かない。




 それで、ますます、少女の好奇心が、刺激された。




 少女が、なんとか開かせようと苦心しているうちに、その手から、何かが零れ落ちた。




「おや?」




 少年の手から零れたのは、勾玉だった。




 少女が、小首を傾げる。




「なんだろう、これ?」




 少女は、不思議そうに呟き、その勾玉を指でつっついた。
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