‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
 むしろ、その応えに、動揺した様子を見せたのは、男のほうだった。




「まさか!?

蔵が破られた・・・・・・ですと!?

そのようなことが・・・・・・」




「案ずるな、膩玖(ジキュウ)。

そちのせいではない」




 秀郷が、僅かに意味ありげな口調で言った。




 膩玖と呼ばれた男は、それで、怪訝そうな表情を浮かべた。




 膩玖は、蔵に強力な咒(ジュ)を施し、余人が立ち入ることの出来ぬようにしたはずであったのだ。
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