‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
「人外の化生どもが、跳梁し始めたのじゃ!

一刻を争う事態になりつつある!

早く、儂を、然るべき者の手に渡すのじゃ!」




「・・・・・・・・・・・・そんなこと言われても・・・・・・」




 靉苒は、途方に暮れてしまった。




 どうしていいのか分からずに、視線を宙に泳がせた。




「靉苒よ・・・・・・。

悩んでおる場合ではないぞ・・・・・・。

儂は、『運命(サダ)まりし時、運命(サダ)まりし者が得(ウ)べき物』なのじゃ!

そして、お主も既に、逃れられぬ宿命の渦に、巻き込まれておる!

お主には、お主の成すべきことがあるのじゃ!」
< 84 / 445 >

この作品をシェア

pagetop