‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
「あたしの宿命・・・・・・?

あたしの、成すべきこと・・・・・・?」




 靉苒が、御神刀の気迫に気圧されたかのように、フラフラと歩み寄って行く。




 そして、御神刀に、ソッと触れた。




 その瞬間、バシッと、凄まじい衝撃が、靉苒の全身を駆け巡った気がした。




 靉苒が、ビクッとする。




 だがそれでも、なぜか、靉苒の手は、御神刀から離れなかった。




 靉苒が、覚悟を決めるように、御神刀を握り締める。




 そして、小さく一度、息を吐くと、御神刀を、懐に隠すように抱え込み、部屋を出て行った。
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