‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜



 ビクビクしながら、靉苒が、廊下を進んで行く。




 どうか誰にも出会いませんように・・・・・・、と心の中でずっと念じていた。




 御神刀を部屋から持ち出して、靉苒は、一度、自分の部屋に戻った。




 自分の部屋とは言っても個室ではない。




 靉苒の他に、5人でその部屋を使っている。




 幸い、部屋には誰も居なかったので、靉苒は、手頃な布を探し、それに御神刀を包んで、持ち出そうとしているのだ。
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