‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
“辰巳の間”というのが、御神刀の置かれていた部屋だった。




 この御神刀は、“辰巳の御神刀”と呼ばれている。




 靉苒は、一瞬、返答に窮した。




 懸命に、言葉を探す。




「ええとぉですね・・・・・・。

そうです!

掃除はもう終わったんです!

ですから、“辰巳の間”には、もう何も無いんですよ!」




 寔禮は、靉苒を探るように見た。




 靉苒は、何かを疑われているように感じ、この場から、一刻も早く逃げ出したかった。
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