‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
寔禮が、懐から書状を取り出す。
「では、頼んだぞ」
靉苒が、それを、両手で受け取ろうとし、寸前のところで思い出した。
片手は、“辰巳の御神刀”を持っているために、差し出せない。
差し出しかけたことを、内心で冷や冷やしながら、書状を受け取った。
寔禮が、相変わらず、不審そうな目で靉苒を見ているが、特に何も言うことなく、その場を去って行った。
「では、頼んだぞ」
靉苒が、それを、両手で受け取ろうとし、寸前のところで思い出した。
片手は、“辰巳の御神刀”を持っているために、差し出せない。
差し出しかけたことを、内心で冷や冷やしながら、書状を受け取った。
寔禮が、相変わらず、不審そうな目で靉苒を見ているが、特に何も言うことなく、その場を去って行った。