先生と恋をしました!?

俺の過去

俺は片山の家に
向かった。

連絡を先に入れていたので
下まで両親が待っていた。

「スミマセン。
担任の松田と言います。」

「貴ちゃんから全て、
聞いています。」

お母さんは片山に
そっくりな顔だった。

家の中まで行って
3人で話が始まった。

俺は憧れの先生の前で
何も言えなくなった。

「緊張をしなくっても
いいですよ。」

「娘さんは戸田の家に
います。

どうしても帰りたく
ないと言ったので。」

「いいんだ。

君の過去は貴之さんから
聞いている。」

「知っているんですか?」

「ああ。
だから君が笑美の傍に
いて欲しいと思う。」

「俺は・・・。」

「今は先生として
頑張っているそうじゃ
無いか?
誰にも過去がある。

だから過去を気にせず
娘の事を頼む。」

片山先生に頭を下げられ
俺は驚いた。
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