先生と恋をしました!?
・先生サイド・

夏休みの少し前だった。

彼女のお父さんから、
連絡があり会う事になった。

「この前は済まなかった。」

いきなり、頭を下げられ、
俺は戸惑ってしまった。

人に頭を下げられた事は、
何度もあったが、
こんな形は初めてな俺。

「実はお礼がしたく・。」

「お礼ですか?
いいえ。
双子達が困って俺に連絡を
くれたのです。

俺はただ一緒に行って、
彼女がほとんど話しを
つけました。」

「先生がいなかったら、
家族が本当にバラバラに
なっていたかも知れません。」

俺の家族もいないけど、
彼女のお父さんは俺より、
辛い亡くし方をしている。

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