白色クレヨン
さすがにそれは


大人としては薄情だ。


でも声をかけようとした


アタシの声が


出てこなかった。




ツバサは何か変だ。



転んで立ち上がるツバサ。



アタシは目の前にいるのに



何故かキョロキョロして



全然違う方向に



向かって歩き出した。





もしかしてこの子





見えてない…





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