白色クレヨン
「理子。よく聞いてね。この子はツバサ。今年の6月に4歳になったの。」


ツバサと呼ばれた少女は


話を聞きながら


遠くを見つめていた。


「それで、春までこの子を預かってほしいの。」


「はぁ!?」


「ちょっと事情があって…」
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