ある日の出来事
続いて気付いたのは宝珠花
「大丈夫!大丈夫!」


その通り大丈夫であった


なぜなら信号は赤信号
運無バスが通れば赤になるのである


運転手はブレーキを踏んだ
「キーキー…」


吉は、歩行者信号が青の交差点を悠々と渡り始めた
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