ひと夏の短い恋【短編】
美穂の発言を聞いた私は
たぶん
いや……
かなりの時間、放心状態だった…


気づいたら
美穂に色々な所を叩かれていた。


「ちょっと!あいり?」
「あ、ごめん…」
「もう、大丈夫??
いきなりでビックリしたでしょ?」「美穂ったらぁ-。」
もう。いきなりすぎるよ。
本当ビックリしたんだから。







「でも、それって本当なの?」
「うん。たぶん本当。」
たぶんかよ…
そう心の中でツッコんでいると
美穂が身を乗り出してきて、
「だって、女子に対して
あんなしゃべるなんて珍しいんだよ!!」
そんな風に見えないのに。
逆に
結構しゃべる方だと思ってた。
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