巡愛。~ずっと好きだった~
「えへへ…解る?」
いつ健ちゃんにバッタリ会っても良いように…私はできるだけ女の子らしい服装をしていた。
「片想いだけどね!好きでいられるだけで、幸せなの!」
健ちゃんに恋してる…その事が、嬉しい。
「そっか。…うん、その気持ち、大事にしなよ!」
優太は自販機で珈琲を二本買って、一本私に差し出した。
「はい!結衣、頑張れ!」
「えっ奢り?わーラッキー!ありがとう!!」
珈琲一本でも、めちゃくちゃ喜んでしまう。
やっぱり優しいなぁ、優太。
「俺は結衣の恋を応援してるからね。見守ってるよ。」