巡愛。~ずっと好きだった~


「そうそう!引退した時泣くかと思った~…。雅先輩…キレイだよなぁ~…。」



克也、雅ちゃんを見つめてうっとりしてる。



「何で部長が好きなんだろ…部長は結衣ねーちゃんが…。」



「克也!!」



突然、背後からドスのきいた声がして、私も克也もビックリしてしまう。


健ちゃんが怖い顔して立っていた。



「ゲッ…部長、いつの間に!?」



「お前は次の玉入れに出場だろう!さっさと並ばんか!」



「はい!すんません!」



健ちゃんに首根っこを捕まれて引っ張られて行く克也。


チラッと健ちゃんが振り返る。



「結衣さん、後で来る。」



「うん…頑張ってね!」




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