巡愛。~ずっと好きだった~
晴信は私のものに、私は晴信のものに。
お互いに誓いを立て、契った。
私も、もう何もいらん。
死んでも良い…とすら、思った。
「…辛くはないか?」
私の体を労る晴信の優しさが、恥ずかしい。
「し…心配無用じゃ!!」
私は赤面してしまう。
…こんなに恥ずかしいと思った事はない。
晴信はふ…っと笑うと、私を優しく抱きしめた。
「…全て片付いたら、必ずお前の元に行く。…待っててくれ。」
「あぁ…待っている。」
私も、素直に抱きしめ返した。
そして、どちらともなく…口づけを交わした。