巡愛。~ずっと好きだった~
「やっと起きたのかい。健ちゃんが今朝、お前も一緒に釣りにどうかって誘いに来てくれたのに、まだ寝てるって言ったら呆れてたよ~まったく困った子だよ。」
「えっ健ちゃんが私も!?」
うわぁ~…恥ずかしい!!
年上なのに…大人なのに…私ったら…情けない~っ!!
心底、恥ずかしい!と思い、さっさと顔を洗って着替えた。
でも…本当に実家に帰ってきても特にする事がなかった。
携帯をチェックしてみる。
受信メールはどうでも良い宣伝メールばかり。
携帯には…優太と撮った写メがまだ残っていた。
今頃は…優太はこの優しい笑顔を新しい彼女に向けているんだろうな…。