巡愛。~ずっと好きだった~


その姿を確認すると、胸があったかくなって…急いで健ちゃんの元に向かう。



「健ちゃん!」



「結衣さん!」



私を見ると、健ちゃんの顔はパッと笑顔になった。



「ごめんね、待たせて!」



「いや…俺が早く来過ぎたんだ。」



健ちゃんはそう言いながら目を泳がせて…少し顔を赤くして言った。



「今日も…その…。…キレイだ。」



言い終わると、みるみる内に真っ赤になる健ちゃん。


私も…嬉しくて、恥ずかしくて…真っ赤になってしまう。



「…あ…ありがとう。今日は何処に行くの?」



付き合って、初めてのデート。



< 198 / 201 >

この作品をシェア

pagetop