巡愛。~ずっと好きだった~
でも…心配してくれてるなら…。
「ねぇ、じゃあ明日から私も一緒に遊んで良い?」
「ええっ結衣ねーちゃんも!?」
ちょっと迷惑そうな克也。
「え、ダメ?」
「ダメじゃねぇけど…明日は俺のバスケの練習見て貰うんだから、邪魔はすんなよ!」
しょうがない、と言った顔で偉そうに言う克也。
はいはい、と流すように私は言ったけど…内心とても喜んでいる自分がいた。
口端が緩んでしまうのを、頑張って我慢して夕飯を食べるのが大変だった。
翌日から、私は克也にくっついて、健ちゃんと三人で過ごした。