巡愛。~ずっと好きだった~
バスケをしたり、釣りをしたり。
何もなかった休日が、とても楽しくなった。
健ちゃんは無口だけど…私にはとても優しく接してくれた。
そして…私の目は自然に健ちゃんを追っていた。
バスケの練習では克也に厳しく指導している健ちゃん。
克也の宿題を教えている時の真剣な健ちゃん。
私には…とても格好良く見えたの。
気が付いたら健ちゃんを見ていて…夜になって一人で居る時も健ちゃんの事を考えてる私がいた。
健ちゃんの事を考えると…胸がざわざわする。
きゅん…となる。