愛があれば幸せになれる
私はずっと避けていたのに、光太は普通に話しかけてきた。

『今日の放課後劇の練習しろって先生が言ってたからよろしく図書室でするから』

『う…うん。ぢゃね』
『あのさ…何か俺のこと避けてない…??』
『そんなことないよ…ぢゃあ…』

何だか自分では分からない気持ちになった。
何だか光太に悪いと思った気持ちがあった。
本当は避けたくない…そういう気持ちがあった。

そして放課後になった。
図書室に行こうとすると最近話していなかった麻理が話しかけてきた。

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