世界で1番君が好き
虎弥君の右手がイケメンさんの
顔にむかって動いた。
(勝手にイケメンさんと
よんでいる私。)
危ないっ!
私は怖くって目をつむった。
ーバシッ
「いきなり暴力なんて
危ない人ですね」
え?
恐る恐る目をひらくと
イケメンさんが
片手で虎弥君のパンチを
受け止めている。
「くそっ、てめぇ誰だよ」
虎弥君すごい怒ってる…。
「普通は自分の名前を先に
名乗るべきですがね、
まぁいいでしょう。
私の事は…
‘らお’とでも呼んで下さい。
では、失礼。」