Despairの終末

何かが１つでも欠けるだけで、寂しくなる。

　「普通に戻りたいよぉっ。。。」

嫌って言いつつもまだ体を傷つけてしまう。
駄目だって分かっていてもしてしまう。

　「もぉお！！！こんなの嫌だぁぁ！！」

悲しいのかムカついているのか分からない。
体と心がばらばらに動く。
体は自らを傷つけ、心は止めようとする。
何かに獲り付かれたように狂った声を出す。

　「ああぁぁぁぁぁ゛っ！！！」

誰か助けて。
自分を止めて。
いつもより増して心を満たしたいの。
だから、深く深く切りつける。

　「いっ。。たぃ。。。」

けど、気持ちいい。
痛みを感じることで生きていることを知る。
ひりひりと痛むくらいの痛さが丁度よくて、痛みが引くとまた切りつける。