キミの隣に
 


「真月!!」


もう一度、
彼女の名前を呼んだ。



コールが鳴りやみ、

ざわざわする中、

真月が、驚いた顔で
俺をみる。



そりゃ、おどろくよな。



打って変わったような
静まり返った会場



マジ、この空気はキツイ


でも・・・


ここで、冗談ていったら


真月は・・・



意を決する。



色恋がダメなんだよな。



「真月」


顔が熱い。
絶対真っ赤だ。俺

目の前の真月も
首まで赤くなってる。


「ああっと・・・あの・・・


けっ・・結婚・・・

・・・しねぇ?」


静まり返った部屋に
俺の声が落ちた。


「え・・・っと。

あ、・・・しま・・す。」


呆然とした表情で、
彼女はいって・・・


「よっしゃー!!鷹尾!
よく言った!!」



透の声と共に、再び騒音が
大きくなった。



俺は、自分が
雰囲気とはいえ・・・

これをチャンスと
超大それた事を
してしまった事と

さっくり断られると覚悟の上が

まさか・・・の、返事で。

頭が、

混乱をおこしてしまった。
 
 


 
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