キミの隣に
要約、
頭がすっきりしてきたのは、
ついさっきの事だ。


どうやら、生徒間では
ノリと解釈されたらしく
混乱を起こす事なく、
解散となった。


自分がするべきフォローを
おもいつかないまま

場所を変えての
講師だけの打ち上げに
顔をだしていた。

さっきまで、別会場で
打ち上げをしていた
他学科の講師も混ざっての会で
あんな事があったなど
知られる訳にはいかなかった。

その辺は、心得ているのか、
堂野さんも、一転、
さっきのバカ騒ぎが
嘘のような大人しさだ。

だけど、よほど
ツボにはまったんだろう。

個々に飲み出す様になると
小声で話し掛けてきた。

「いやしっかし
鷹尾君、言っちゃったねぇ。」

「もお、俺でアソブの
いい加減に
止めてもらえないっすか
突然、何を言い出すかと
思ったら・・・」

「えーっ。だって。
ああでもしないと、
鷹尾君、言えないだろ?」

「心配してもらわなくても、
コレ終わったら話するつもり
だったんすよっ。」

「え?!まだ
ゆってなかったの?!」

里奈まで口を挟む。



 
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