キミの隣に
 

「オンナだと
思われてないのかと
思ってたよ。」

俺の表情を見て、
彼女はそういった。

「思ってるよ。
だから・・・あんま・・・
見せたくないだけ。」


他の奴に。


・・・脱がした事ないけど。

その、素足を見れば
大体全体の想像つくし。

ライヴなんて見世物で
そんな格好で出てみろ。

オカズにされんぞ?

・・・俺もしたけど。


ライヴん時は特に、真月は
色香に卒倒しそうなんだから、
もう少しその辺自覚するか、
こう、練習の時にまびけっ
つうの。

あっ、でも、仕事の時は、
オトコらしくていいから。

他のオトコにみせんの
勿体ないし。


「うーん。却下かあ。
練直しじゃないかっ。」

彼女は言う。


「真月の事だから、
次の手も考えてんだろ?
期待してっし。」

触りたくなるしさ。
舐めたくなるしさ。
(↑もはや、変態)

・・・ほかの奴に見せんな。

二人だけの時にしてくれ。

 



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