籠の小鳥と夢みる少女

日常から





まだ冬の名残が何処となくあり、時々吹く風が肌を突き刺す春。










厚手の服の上にローブを着ているが、空気の冷たさは伝わってくる。










家の近くを流れているセラセ川に手を浸してみると、その冷たさに思わず手を引っ込めた。









朝、ここに来るのは私の毎日の日課である。
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