ふたご王子に恋をした
厨房から出てきた薫ちゃんは出来たてのフルーツロールケーキが乗ったトレイを持ってくるとショーケースに並べた。
「超おいしそー!ヤバい……ヨダレが…」
「はぁ…なんてゆーか麻衣ちゃんって、残念よね。」
なぬ!?
「カワイイんだけど、何かが足りないってゆーかぁ~…」
薫ちゃんは人差し指を顎に当てて考えるように言う。
「何かってなんすか!?」
「なんだろう…女子高生特有のキャピキャピ感?」
「キャピキャピ…?自分ではあると思ってたんですけど。」
「麻衣ちゃんはキャピキャピっていうより、ギャアギャアってカンジなのよね!オバちゃんノリ。」
ガーン!
お、オバちゃん
ですと?
「誰が好きだとかカッコいいとかそういう浮いた話も聞いたことないしさぁ~。アンタ恋してる!?」
「いや、今はお休み中ですけど…」
「どのくらい休んでるの?」
「かれこれ2年…くらい?」
「おバカ!!」
「ヒィッ!」
薫ちゃんが左足をダンッと地面に叩き付けた。
「超おいしそー!ヤバい……ヨダレが…」
「はぁ…なんてゆーか麻衣ちゃんって、残念よね。」
なぬ!?
「カワイイんだけど、何かが足りないってゆーかぁ~…」
薫ちゃんは人差し指を顎に当てて考えるように言う。
「何かってなんすか!?」
「なんだろう…女子高生特有のキャピキャピ感?」
「キャピキャピ…?自分ではあると思ってたんですけど。」
「麻衣ちゃんはキャピキャピっていうより、ギャアギャアってカンジなのよね!オバちゃんノリ。」
ガーン!
お、オバちゃん
ですと?
「誰が好きだとかカッコいいとかそういう浮いた話も聞いたことないしさぁ~。アンタ恋してる!?」
「いや、今はお休み中ですけど…」
「どのくらい休んでるの?」
「かれこれ2年…くらい?」
「おバカ!!」
「ヒィッ!」
薫ちゃんが左足をダンッと地面に叩き付けた。