ふたご王子に恋をした
ホントに自由人だな…旭って。


自由だし、感情表現が豊かで無邪気で子どもみたい。


見てて飽きないってゆーか。



でもまぁ好きにはならないけど…



「ふわぁ…」



なんかあたしまで眠くなってきちゃったよ…


旭もそのうち起きるよね。


それまであたしもちょっと寝よーっと…


ソファーの上にゴロンと横になり目を閉じる。



そしてあっという間に眠りについた。







――――――――――

なんかあったかいなー…

まぶしいし…

鳥のさえずりが聞こえる…



ん?



ゆっくりとまぶたをあける。



「…………わぎゃあっ!」



ドサドサッ!
ドスンッ!



目をあけたあたしの前には見覚えのあるキレイな顔があった。



「あ、旭!」




てゆーか…どこだよココ!



あたりを見渡すとさっきまでいたハズの場所とは全然違う場所に変わっていた。


真っ白で大きなベッドに、本棚、机、クローゼット、間接照明……


ここは確実に部屋!


ベッドに旭が横たわっていて、あたしは見事にベッドから落ちた。


「ななななんでベッドに寝てんの!」


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