ふたご王子に恋をした
「お客様にスゴくお似合いですよ☆彼氏さんもそう思いますよね?」


へっ!?
彼氏!?


「いや!この人彼氏じゃ……」


「うん!めっちゃ可愛い!すいません!コレ買います!」


「だからなんでアンタが買うみたいになってんの!つーか彼氏じゃないし!」



そこ否定しなよ!



レジに行くとまた旭がお金を出した。


「ちょっと今回ばかりはホントいいから!あたしのサンダルだからあたしが払う!」


「いーの!コレは俺が気に入ったから俺が払う!」


「アンタが履くわけじゃないじゃん!」


「わかんないじゃん!」


「わかるわ!」


「あ!見て!あれ千夏ちゃんじゃない!?」


「えっ?うそ!どれ?………あーっ!」








騙されたっ!



旭に指さされた方向を見てるうちに会計が済んでしまい結局今回も旭の支払いになってしまった。


もお~!
いいって言ってんのに!


なんか貢いでもらってるみたいでイヤなんだけど…


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