ふたご王子に恋をした
「……ありがとう、麻衣。」
そう言って旭はあたしの頭に軽くキスをした。
一瞬にして顔が熱くなるうえに、バクバクと心臓がとんでもない音を出した。
ちょ………!
ききききすって…
なななっ………
目を白黒させるあたしをよそに、旭は不思議そうに顔をのぞきこんだ。
「……あれ?麻衣…顔、赤くない?」
「はっ!?」
誰のせいだと思ってんの!!
あたしが慌てて一歩後退りすると、旭は逆に一歩歩み寄る。
「な、なんで近付く!?」
「え、なんとなく…そういう麻衣はなんで離れようとすんの?」
近いからだよっ!!
キーンコーンカーンコーン―――――
「あ、お昼休み終わっちゃった。教室戻らないと。」
「そ、そだね……」
た、助かった……
タイミング良く鳴ったチャイムにホッと胸をなでおろしたのも束の間、旭がギュッとあたしの手の平を握ると走り出した。
「行くよーっ!」
「え、ちょちょちょーっ!」
なんなの本当に!
それからしばらくあたしの心臓はドキドキと騒がしかった。
そう言って旭はあたしの頭に軽くキスをした。
一瞬にして顔が熱くなるうえに、バクバクと心臓がとんでもない音を出した。
ちょ………!
ききききすって…
なななっ………
目を白黒させるあたしをよそに、旭は不思議そうに顔をのぞきこんだ。
「……あれ?麻衣…顔、赤くない?」
「はっ!?」
誰のせいだと思ってんの!!
あたしが慌てて一歩後退りすると、旭は逆に一歩歩み寄る。
「な、なんで近付く!?」
「え、なんとなく…そういう麻衣はなんで離れようとすんの?」
近いからだよっ!!
キーンコーンカーンコーン―――――
「あ、お昼休み終わっちゃった。教室戻らないと。」
「そ、そだね……」
た、助かった……
タイミング良く鳴ったチャイムにホッと胸をなでおろしたのも束の間、旭がギュッとあたしの手の平を握ると走り出した。
「行くよーっ!」
「え、ちょちょちょーっ!」
なんなの本当に!
それからしばらくあたしの心臓はドキドキと騒がしかった。