ふたご王子に恋をした
――――――――――

6時間目ホームルーム。


クラス委員の進行で予定通り、学祭の話が進む。


「まずは何の出し物にするか決めるけどー…」




「はぁ……」



あたしは委員長の話を軽く流しつつ机に顔を伏せた。




ああー……


なんてゆーか…


さっきはあたしとしたことが取り乱しちゃったなー…


旭があぁいうことを恥ずかしげもなくやるヤツだって分かってたのに、なにドキドキしてんだろ…


でも、なんだか今日の旭はいつもと違って見えたというか…カッコよく見えたと言いますか…



……………いやいやいや!なわけないでしょ!


気のせい気のせい。


千夏と紗結ちゃんがくだらないこというから変に気になっただけだよ!



ははは………


チラリと横を見る。


陽の席はガランとあいていた。


相変わらず陽は1日の大半授業をサボる。



特にホームルーム。


確かに正直参加しなくてもいいような内容多いもんね。


気持ちは分からなくもない。


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