ふたご王子に恋をした
なんでだろう……


いつもは嫌なのに…嫌なハズなんだけど………



今日は平気……かも……。



旭の問い掛けにあたしは自然と横に小さく首を振っていた。



「よかったー☆怒られると思った。」


そう言うと旭はポンとあたしの肩にアゴを乗せてDVDを見始めた。




…ち、近い!!
むしろくっついてる……顔、くっついてる!!


だけどなんとなく嫌な気がしない……


なんでだろう……

なぜだ!?



旭がナチュラルにするからすんなり受け入れられてんのかな…






て!!



そんなことより、今さらだけどこれじゃ…つ……つつつ付き合ってるみたいじゃんか!


今自分が置かれている状況を客観的に考えただけで恥ずかしすぎるっ!!



「麻衣ー。」



「ななななにっ!?」


「麻衣は食べてるときがイチバン幸せなんでしょ?」



「ま、まあ…」



「じゃあ俺は、そんな麻衣と一緒にいるときが幸せかも…」


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