ふたご王子に恋をした
「へへ変なこと言わないでっ!」
「あはは☆本当に麻衣はわかりやすいね~。そういうとこが超かわいいんだよなぁ…」
「よっ、余計なこと言ってないで早く衣装探すよ!」
「はいはい♪じゃあ……麻衣サマは部屋の外でお待ちいただけますか?おケガなさると大変ですから☆」
ふいに、耳元でささやかれ吐息がかかる。顔が真っ赤になると同時にあたしは慌てて部屋を飛び出した。
「はあ……!」
やっぱり変態には変わりないんだよね、アイツ!
に、したって…旭のやること言うこと全てに動揺してたんじゃ身が持たん……
はあ………しっかりしろあたしっ!
そして次の日、学祭当日―――
朝から準備でみんな忙しなく動いていた。あたしは衣装の最終チェックをしたあとオバケ役である千夏のメイクを手伝っていた。
「ちょっと~、かわいくしてよ?」
「却下。オバケがかわいいって迫力ゼロじゃん!」
なに考えてんのこの人は!
千夏の話をスルーしながら血のりを顔に塗って行く。
「ギャー!ひやっとするー!」
「ちょ、今叫ぶと本当にホラーだからマジやめて!」
「あはは☆本当に麻衣はわかりやすいね~。そういうとこが超かわいいんだよなぁ…」
「よっ、余計なこと言ってないで早く衣装探すよ!」
「はいはい♪じゃあ……麻衣サマは部屋の外でお待ちいただけますか?おケガなさると大変ですから☆」
ふいに、耳元でささやかれ吐息がかかる。顔が真っ赤になると同時にあたしは慌てて部屋を飛び出した。
「はあ……!」
やっぱり変態には変わりないんだよね、アイツ!
に、したって…旭のやること言うこと全てに動揺してたんじゃ身が持たん……
はあ………しっかりしろあたしっ!
そして次の日、学祭当日―――
朝から準備でみんな忙しなく動いていた。あたしは衣装の最終チェックをしたあとオバケ役である千夏のメイクを手伝っていた。
「ちょっと~、かわいくしてよ?」
「却下。オバケがかわいいって迫力ゼロじゃん!」
なに考えてんのこの人は!
千夏の話をスルーしながら血のりを顔に塗って行く。
「ギャー!ひやっとするー!」
「ちょ、今叫ぶと本当にホラーだからマジやめて!」