ふたご王子に恋をした
なんとラッキーな!
「で、その片割れくんは?」
あたしは後ろの席からあたりを見渡した。
「それが転校初日から遅刻らしいよ。」
「スゴい度胸…」
そっか、それでさっきあたしが遅れて入ってきたときみんなガッカリした顔したのか…
ごめんね、片割れくんじゃなくて。
「片割れくんは陽(ひなた)くんって名前らしいよ。」
「ひなた?」
“ヒナタだ!”
あぁ!
昨日千夏が言ってたっけ!
女の子じゃなかったんだ。
「そういうわけで、陽が来たらまた改めて紹介するな。で、旭が…どっちだっけ?」
ツトムくんが頭をポリポリとかいて市瀬くんを見た。
「俺が兄貴です☆」
「あぁ、そうか。」
しっかりしてよ、ツトムくん。
そこでチャイムが鳴って朝のホームルームが終わった。
市瀬・弟は現われないし…
ホームルームが終わると早速数人の女子が市瀬くんの机のまわりを取り囲んでいた。
「てかさぁ、今さらだけど、市瀬くんが着てるのウチの制服じゃないよね?」
「で、その片割れくんは?」
あたしは後ろの席からあたりを見渡した。
「それが転校初日から遅刻らしいよ。」
「スゴい度胸…」
そっか、それでさっきあたしが遅れて入ってきたときみんなガッカリした顔したのか…
ごめんね、片割れくんじゃなくて。
「片割れくんは陽(ひなた)くんって名前らしいよ。」
「ひなた?」
“ヒナタだ!”
あぁ!
昨日千夏が言ってたっけ!
女の子じゃなかったんだ。
「そういうわけで、陽が来たらまた改めて紹介するな。で、旭が…どっちだっけ?」
ツトムくんが頭をポリポリとかいて市瀬くんを見た。
「俺が兄貴です☆」
「あぁ、そうか。」
しっかりしてよ、ツトムくん。
そこでチャイムが鳴って朝のホームルームが終わった。
市瀬・弟は現われないし…
ホームルームが終わると早速数人の女子が市瀬くんの机のまわりを取り囲んでいた。
「てかさぁ、今さらだけど、市瀬くんが着てるのウチの制服じゃないよね?」