ふたご王子に恋をした

腕をつかまれ無理矢理職員室まで連行される。


あぁ…市瀬くん見てるし！


ハズい…ハズいとゆーか…情けないっ！


職員室につき、クドクドと説教を受ける。



「そういうわけで放課後までに反省文書いて誓約書にサインしとけ。」


「誓約書！？なにそれ！怖いんだけど！」


「あと１回遅刻したら学校のために１週間奉仕活動しますって誓約書。」


「奉仕活動って…例えば？」


「トイレ掃除とか。」


「えぇ～！ヤダよ！」


「えぇ～って思うなら遅刻すんな！」


「いやそりゃそうだけど…」


確かにツトムくんの言ってること正しいけど！



「これに書いてこい。放課後までに出さなかったら早速明日からボランティアな。」


「え～っ！」


「え～じゃなくて、はい！」


「はぁーい。」




ツトムくんからペラッペラの原稿用紙と誓約書を受け取ると負のオーラを出しながら職員室を出て屋上へと向かった。


なんてゆーか、このまま教室に行く気にはなれなかった。


かっこ悪いし！