ふたご王子に恋をした
良かった…なにが?
なにが良かったなんだ?
不思議そうな顔をするあたしを察してか、陽がジッと見た。
「…彼氏がいたことなくて良かった、の、よかっただよ。」
「…?」
なんでいなくてよかったなんだ?
「…はぁ、お前ホント理解力ねぇな。」
「悪かったね!」
「…理由は、俺の知らないヤツが麻衣と付き合ってたかと思うとすげームカつくから。分かったか、アホ。」
無表情なのにその表情が妙にかっこよくて心臓が一気にドキンと跳ね上がった。
おまけにジワジワと胸にくるセリフ…
みるみるうちに顔が熱くなった。
「あ…あ~…あぁ…あの!テレビの下にあるのって、アルバム!?」
顔を真っ赤にしながらあたしはテレビの下の棚を指差した。
あたしって話をかわすのが怖いくらい下手だと思う。
自分でもそれは分かってるんだけど…
あの気恥ずかしい状況に耐えられなかったんだよ!
「…お前のほうこそいきなり関係ない話振るなよ。」
「う…ごめん…」
ごもっともだわ。
「…見る?」
「いいの?」
「俺のじゃないから。」
旭のかいっ!
てか勝手に旭の見てもいいんだろうか…
なにが良かったなんだ?
不思議そうな顔をするあたしを察してか、陽がジッと見た。
「…彼氏がいたことなくて良かった、の、よかっただよ。」
「…?」
なんでいなくてよかったなんだ?
「…はぁ、お前ホント理解力ねぇな。」
「悪かったね!」
「…理由は、俺の知らないヤツが麻衣と付き合ってたかと思うとすげームカつくから。分かったか、アホ。」
無表情なのにその表情が妙にかっこよくて心臓が一気にドキンと跳ね上がった。
おまけにジワジワと胸にくるセリフ…
みるみるうちに顔が熱くなった。
「あ…あ~…あぁ…あの!テレビの下にあるのって、アルバム!?」
顔を真っ赤にしながらあたしはテレビの下の棚を指差した。
あたしって話をかわすのが怖いくらい下手だと思う。
自分でもそれは分かってるんだけど…
あの気恥ずかしい状況に耐えられなかったんだよ!
「…お前のほうこそいきなり関係ない話振るなよ。」
「う…ごめん…」
ごもっともだわ。
「…見る?」
「いいの?」
「俺のじゃないから。」
旭のかいっ!
てか勝手に旭の見てもいいんだろうか…