ふたご王子に恋をした
「ん」
う~んと悩んでいるうちに陽がボンとアルバムをテーブルの上に置いた。
…弟がいいって言ってんだから…いいか。
そう思いながらアルバムを開くと、今より少し幼い顔をした旭の写真が真っ先に目に入った。
「……若ッ!カワイイ。」
「…それは、中学んときのだな。」
陽がチラリとアルバムをのぞきこむ。
「へ~…中学のときはちゃんと制服着てたんだね…」
「すでに耳に穴が6コくらいあいてたけどな。」
「旭って、明るい不良だよね。」
「不良かどうかは知らんが…ただのバカにしか思えん。」
「あははっ。双子なのに見た目も中身もホント全然似てないよね、アンタたちって。」
「まぁな。フツーはそうだろ。」
「いや、フツーは似てると思うけど?趣味とか好きなものまで一緒だったり、なんかピンとくるものがあったりさ!第6感的な!」
「あるわけねぇだろ。テレビの見すぎ……あ……でも……」
「でも…?」
「…どういうわけか、好きな女のタイプは一緒だな。」
そ、それって……
つまり…………
う~んと悩んでいるうちに陽がボンとアルバムをテーブルの上に置いた。
…弟がいいって言ってんだから…いいか。
そう思いながらアルバムを開くと、今より少し幼い顔をした旭の写真が真っ先に目に入った。
「……若ッ!カワイイ。」
「…それは、中学んときのだな。」
陽がチラリとアルバムをのぞきこむ。
「へ~…中学のときはちゃんと制服着てたんだね…」
「すでに耳に穴が6コくらいあいてたけどな。」
「旭って、明るい不良だよね。」
「不良かどうかは知らんが…ただのバカにしか思えん。」
「あははっ。双子なのに見た目も中身もホント全然似てないよね、アンタたちって。」
「まぁな。フツーはそうだろ。」
「いや、フツーは似てると思うけど?趣味とか好きなものまで一緒だったり、なんかピンとくるものがあったりさ!第6感的な!」
「あるわけねぇだろ。テレビの見すぎ……あ……でも……」
「でも…?」
「…どういうわけか、好きな女のタイプは一緒だな。」
そ、それって……
つまり…………