ふたご王子に恋をした
「その予定だったけど…やめたんだ。」
「なんで!?」
千夏が目を丸くした。
「ほら、テスト勉強もあるしね…」
「そっか、それもそうだね。テスト勉強終わったらまた遊べるしね。」
「それに………」
紗結ちゃんはノートを走らせていたシャーペンを止めると、ゆっくりと置いた。
「……最近、陽くんの様子がおかしいんだ。」
「陽が…おかしい?」
思わず頬杖をついていた手を下におろす。
「あたしといても何か別のことを考えてるみたいで…上の空っていうか……あたしと一緒にいても楽しそうじゃないっていうか…」
紗結ちゃんの顔はどんどん曇っていく。
ど、どうしよう…
「そ、そんなことないと思うよ!ほらアイツって低血圧だからボーッとしてること多いっつーかさ…心配することないって!」
やっぱり紗結ちゃんのことは大好きだから紗結ちゃんが落ち込む姿は見たくない…
でも、こんなことを言えば言うほど悲しくなるのはどうしてだろう…
「なんで!?」
千夏が目を丸くした。
「ほら、テスト勉強もあるしね…」
「そっか、それもそうだね。テスト勉強終わったらまた遊べるしね。」
「それに………」
紗結ちゃんはノートを走らせていたシャーペンを止めると、ゆっくりと置いた。
「……最近、陽くんの様子がおかしいんだ。」
「陽が…おかしい?」
思わず頬杖をついていた手を下におろす。
「あたしといても何か別のことを考えてるみたいで…上の空っていうか……あたしと一緒にいても楽しそうじゃないっていうか…」
紗結ちゃんの顔はどんどん曇っていく。
ど、どうしよう…
「そ、そんなことないと思うよ!ほらアイツって低血圧だからボーッとしてること多いっつーかさ…心配することないって!」
やっぱり紗結ちゃんのことは大好きだから紗結ちゃんが落ち込む姿は見たくない…
でも、こんなことを言えば言うほど悲しくなるのはどうしてだろう…