ふたご王子に恋をした
『俺が問題を知ってること…ほかの誰かにバレたらヤバいじゃんか?だからみんなが来る前に、麻衣にだけこっそり教えてあげるよ☆特別に♪』



「ぜひ行かせていただきます。」



即決。



『決まり♪じゃあ明日7時半に学校で!絶っ対遅れないでよ!麻衣って油断するとすぐ寝坊するからねー。』



「うるさいよ!」



余計なお世話だ!



『じゃ、明日ね♪』


「はいはい。」




7時半に学校って…何時に起きりゃいーのよ。


前はたまたま5時くらいにスッキリ目が覚めたけど…あれは本当たまたま!だからなぁ…


めんどくさいけど……背に腹は変えられん!


目覚ましセットして寝坊しないようにしなくちゃ!



とりあえず今日は明日の勉強頑張ろう!



あたしはシャーペンを器用にくるりと回したあとまたノートの上を走らせた。


暗記じゃー!


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