ふたご王子に恋をした
好きだ
それは聞こえるか聞こえないかわかんないくらい小さい声だったけど、あたしの胸にガツンと響いた言葉だった。
「金曜日、雨宮に…別れようって言われた。」
金曜…
あたしと話した前の日だ…
紗結ちゃん…
「俺が雨宮と付き合えば丸くおさまると思ってた。
お前は旭が好きだから、俺は諦めて違う人を好きになればいい。
今は好きじゃなくてもいつか好きになれる。
忘れられる。
本当は…麻衣のこと好きなんだろ、って言われて…自分の中では諦めたはずだったのに…違うって…言えなかった。
俺、お前のこと諦められてなかった。
お前は言いたいこと言ったかもしんないけど、俺は…まだ言えてない。」
陽は照れくさそうに咳払いするとあたしをまっすぐ見た。
それは聞こえるか聞こえないかわかんないくらい小さい声だったけど、あたしの胸にガツンと響いた言葉だった。
「金曜日、雨宮に…別れようって言われた。」
金曜…
あたしと話した前の日だ…
紗結ちゃん…
「俺が雨宮と付き合えば丸くおさまると思ってた。
お前は旭が好きだから、俺は諦めて違う人を好きになればいい。
今は好きじゃなくてもいつか好きになれる。
忘れられる。
本当は…麻衣のこと好きなんだろ、って言われて…自分の中では諦めたはずだったのに…違うって…言えなかった。
俺、お前のこと諦められてなかった。
お前は言いたいこと言ったかもしんないけど、俺は…まだ言えてない。」
陽は照れくさそうに咳払いするとあたしをまっすぐ見た。