ふたご王子に恋をした
◆Beta.Love 2◆
*遠足で急接近!?
――――――――――
市瀬双子が引っ越してきてから1週間が経とうとしていた。
「ねぇねぇ麻衣ちゃん!おとなりのイケメンくん、双子なんだって!」
「今さら!?」
朝食時、みそ汁を運びながらお母さんが“どや顔”で言う。
何を今さら…
「今さらって…麻衣ちゃん知ってたの!?」
「知ってるも何も同じクラスだってば!こないだ言ったじゃん!」
「あら、そうだっけ?」
「そうだよ!」
ウチのお母さんは話を聞いてるようで実は聞いていないことのほうがスゴく多い。
ボーッとしてるんだよなぁ…
「昨日ゴミ出しに行ったらちょうど二人がいてね!ほら、名前わかんないけど~…ロールケーキの子の方!」
「旭ね。」
ロールケーキではないですから。
「そう!その旭くんって子がおはようございますって挨拶してくれて!お母さん胸キュンよ♪」
イイ年して胸キュン…
「そしたらもうひとりの子も黙ってたけど会釈してくれてね、よーく顔見たら同じ顔でホントびっくり!」
「へぇ~。」
そんなことよりあたしは、陽のヤツが会釈したことにビックリだわ!
意外と常識あんじゃん。
市瀬双子が引っ越してきてから1週間が経とうとしていた。
「ねぇねぇ麻衣ちゃん!おとなりのイケメンくん、双子なんだって!」
「今さら!?」
朝食時、みそ汁を運びながらお母さんが“どや顔”で言う。
何を今さら…
「今さらって…麻衣ちゃん知ってたの!?」
「知ってるも何も同じクラスだってば!こないだ言ったじゃん!」
「あら、そうだっけ?」
「そうだよ!」
ウチのお母さんは話を聞いてるようで実は聞いていないことのほうがスゴく多い。
ボーッとしてるんだよなぁ…
「昨日ゴミ出しに行ったらちょうど二人がいてね!ほら、名前わかんないけど~…ロールケーキの子の方!」
「旭ね。」
ロールケーキではないですから。
「そう!その旭くんって子がおはようございますって挨拶してくれて!お母さん胸キュンよ♪」
イイ年して胸キュン…
「そしたらもうひとりの子も黙ってたけど会釈してくれてね、よーく顔見たら同じ顔でホントびっくり!」
「へぇ~。」
そんなことよりあたしは、陽のヤツが会釈したことにビックリだわ!
意外と常識あんじゃん。