ふたご王子に恋をした
結局、
誘うタイミングが見つからず時間だけがズルズルと進み放課後になってしまった。
「ああー……」
ムリだー
誘うなんてムリー
誘った時点で好きって思われちゃうよね?
そうだよね!?
ムリだあー!
「紗結ちゃん…やっぱりあたし言えない!て、ことで帰るわ!」
「えっ?」
逃亡ッ!!
私は臆病者です!
カバンを持ってその場から逃げようとした瞬間、タイミングよく陽も席を立ち思いっきりぶつかった。
「ふぎゃ!ちょっと…イキナリ立たないでよ!」
「あぁ?お前の方こそドコ見て歩いてんだよ。いてぇんだよ。」
「つーか、足!アンタあたしの足踏んでんだけど!そっちの方が痛いわ!」
「わざと踏んでんだよ。」
「あぁん!?」
お互いにらみ合いまさに一触即発!
「麻衣ー?呼んだー?」
今にもカーンとコングが鳴りそうな雰囲気が一気に崩れる呑気な声……
陽の後ろから旭がひょっこり顔を出し、思わずあたしはガクッとなった。
「あ、旭っ?」
「千夏ちゃんが麻衣が呼んでるっていうから来たんだけど、何か用事?」
「へっ!?」
千夏が!?
誘うタイミングが見つからず時間だけがズルズルと進み放課後になってしまった。
「ああー……」
ムリだー
誘うなんてムリー
誘った時点で好きって思われちゃうよね?
そうだよね!?
ムリだあー!
「紗結ちゃん…やっぱりあたし言えない!て、ことで帰るわ!」
「えっ?」
逃亡ッ!!
私は臆病者です!
カバンを持ってその場から逃げようとした瞬間、タイミングよく陽も席を立ち思いっきりぶつかった。
「ふぎゃ!ちょっと…イキナリ立たないでよ!」
「あぁ?お前の方こそドコ見て歩いてんだよ。いてぇんだよ。」
「つーか、足!アンタあたしの足踏んでんだけど!そっちの方が痛いわ!」
「わざと踏んでんだよ。」
「あぁん!?」
お互いにらみ合いまさに一触即発!
「麻衣ー?呼んだー?」
今にもカーンとコングが鳴りそうな雰囲気が一気に崩れる呑気な声……
陽の後ろから旭がひょっこり顔を出し、思わずあたしはガクッとなった。
「あ、旭っ?」
「千夏ちゃんが麻衣が呼んでるっていうから来たんだけど、何か用事?」
「へっ!?」
千夏が!?